物語:しょうゆでつながれた恋 ― ネガティブな心が生んだ優しさ
- あっちん
- 2024年10月17日
- 読了時間: 4分
みなさんこんにちは!あっちんです。
今回は物語形式でお届けします!
ネガティブな方は集まれ集まれ!
あんたのその気持ち、俺は大好きだぜ(*'ω'*)
ネガティブな皆様なら一度は感じたことであろう。居酒屋のワンシーン。
さぁ、皆様はこの物語に、何を見いだしますか?

本文
居酒屋の片隅、友達と飲みながら、私はテーブルの端にあるしょうゆの瓶を見つめていた。それは、私の手が届く範囲にはない。人に頼むのは失礼かな、と思った。
でも、自分で手を伸ばして取るとしたら、その人の前を手で横切ることになる。それも、失礼に感じた。

私は常にこんなふうに考えてしまう。人がどう思うのか、嫌な気持ちにさせないかを、つい気にしてしまう。結果として、どんどん自分を小さくしてしまうような気がする。
「私って、やっぱりネガティブなんだな…。」
ふと、視線を上げると、誰も気づいていないと思っていたのに、一人だけ私の気持ちに気づいてくれた人がいた。
彼は、とても明るい人だった。笑顔が絶えず、周りの人を和ませるその姿に、私は密かに憧れを抱いていた。
「きっと、私とは違う人なんだ。彼には、こんな暗い考えなんて理解できないだろう。」そう思って目をそらそうとした、そのときだった。
「しょうゆ、取ろうとしてたんだよね?」と彼がにこりと笑って、私の前にしょうゆを差し出した。
驚いたけど、同時にその優しさに胸が締めつけられるような気持ちになった。どうして彼はこんなに人の気持ちに気づけるのだろう。自分はあまりに暗く、周りを気遣うこともできないのに…。
「ありがとう…でも、私なんかがこうやって悩むのって、ネガティブでダメだよね。」
私がそう言うと、彼は少し驚いた表情をしてから、静かに笑った。
「俺も同じだよ。実は、俺が気づけたのは、俺もお前と同じように悩むからなんだ。人に頼むのは気が引けるし、手を伸ばすと失礼かなって、俺も考えちゃうタイプだからさ。」
彼の言葉に、驚いてしまった。あんなに明るくて、前向きそうな彼が、同じような悩みを抱えていたなんて。
「でも、だからこそ分かるんだよ。お前が、ちゃんと他人を気遣って、考えて行動してるってこと。それって、優しさの一つじゃないかな。ネガティブだからダメなんじゃない。むしろ、そのおかげで、他人を気遣える優しい人になってるんだよ。」
彼の言葉が、私の心に深く響いた。
「ネガティブな部分があるからこそ、人の気持ちがわかる。そして、他人を思いやることができる。それって、すごく大事なことなんだ。」
そうか。私は、ただネガティブであることを悪いと決めつけていただけかもしれない。自分の中の悩みや迷いが、実は他人を思いやるための大切な感情の一つだったんだ。
「だから、自分を変えようとする必要はないよ。お前が持ってる優しさは、もう十分だよ。」
その言葉に、私は自然と笑みがこぼれた。自分を変えるのではなく、自分が持っているものをどう生かすか。それが、大事なんだ、と彼は教えてくれた。
あとがき
さぁ、いかがでした?
この物語を通して、私が伝えたかったのは、ネガティブな考えは決して悪いものではなく、むしろ優しさや他人を思いやる力の源となるということ。何かを変える必要はない。持っているものを大切にし、それをどう活かすかを考えることが、真に必要だということ。
相手の立場になって考える。相手が嫌なことはしない。
これって、ネガティブな人ほどやりやすいんじゃないでしょうか?
まぁ、優しさを見せたらありがた迷惑なんじゃないか、なんて考えてしまうのがネガティブなんだよ!!という声も聞こえてきそうですが、少なくとも、それを考えている時点で、あなたの優しさはきっと伝わってますよ!!
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